不動産投資を少額でできる方法はないかな?
リスクを抑えた不動産投資ってないのかな?
お金があまりないけど不動産を持ちたい。
少ない資金で家賃収入を得たい。
という方は必見です。
サラリーマン大家として不動産投資を8年やってきた経験から、このページでは不動産投資を少ない金額で始める方法を中立的な立場で情報をお伝えします。
不動産投資のリスクをコントロールして堅牢な不動産収入を手に入れましょう!
少額で始められる不動産投資とは?【3種類ご紹介します】
少額で始められる不動産投資には大きく分けると下記の3種類があります。
・不動産投資信託(REIT)を購入する
・不動産クラウドファンディング、ソーシャルレンディングに投資する
・小規模な中古マンションを購入する
不動産投資信託(REIT)を購入する
1つめは不動産の投資信託(REIT)を購入するという方法です。
不動産投資信託(REIT)の仕組み
投資会社が投資する物件を選定して、証券化(小口化)し、私たち投資家から資金を集めて不動産に投資をする仕組みです。
投資した不動産物件の賃貸での運用や売買益などが投資家への配当金(分配金)になります。
投資者は不動産を直接所有するのではなく、証券会社の投資信託を通じて間接的に不動産オーナーになって、運用の成果を得ることができます。
不動産投資信託の種類
日本の不動産投資信託(REIT)は現在64銘柄あり、
オフィス系、住居系、商業施設系、ホテル系などがあります。
不動産投資信託を始めるのに必要なお金
10万円以下の投資額と普通の不動産投資と比較すると少ない金額で始められます。
商品によっては最低購入価格がもっと高いものもあります。
投資期間(保有期間)
短期から長期
証券会社でいつでも売ったり買ったりすることができます。
流動性が高いので売買はしやすいです。
相場の価格でいつでも売れるという点は
不動産投資信託の良い点(メリット)
不動産投資信託(REIT)のメリットをご紹介します。
不動産投資信託は上場しているので証券会社でいつでも売却ができる
不動産投資信託は、流動性が高くて換金が容易です。
このため、不動産に投資しているのですが、投資している印象としては株式の投資信託に近いです。
賃料収入がベースになるため、配当が比較的安定している
少額で不動産に投資できる点J-REITは利益の90%を配当していて、配当金をコストとして計上できるため、運用している証券会社としても税金が抑えられ効率よく運用ができると言われています。
少額で始められることから、ポートフォリオの一つとして投資に組み入れることができる
物件の選定や運用をプロに任せられる
不動産への直接投資の場合と違い、物件選定や運用管理、売却のタイミングなどはプロに任せられるという点もメリットです。
逆にいうと、投資してお金を出すという意思決定と投資信託の売却のタイミングの決定以外は自分でする必要がありません。
運用や管理に手間がかからないという点はサラリーマンの投資としては非常に大きなメリットだと言えます。
不動産投資信託の残念な点(デメリット)
メリットの裏返しになりますが、不動産投資信託のデメリットもご紹介しておきます。
投資物件を自分で選定できない
どの物件に投資するかはファンドマネージャーが決めるので、自分で物件を選ぶとができません。
ただし、どんな物件に投資する不動産投資信託なのかは運用方針などに書いてありますので、事業用オフィスに投資するもややマンションなどの住居に投資するタイプなど、様々な商品があります。
不動産を直接所有する形にならない
証券会社を通じて間接的に不動産を所有するという形になりますので、「自分の持ち物」という感覚は少なくなります。
投資物件の運用、売却について意思決定ができない
不動産物件の運用や売却のタイミングは完全に任せた形になります。
複数の物件を組み合わせて投資商品にしているので、ファンドマネージャーの意思決定で物件の購入や売却が行われます。
不動産投資信託に投資するリスク
不動産投資信託は複数の不動産に分散投資しているので、リスクはある程度分散されていると言えますが、下記のリスクがあります。
投資信託自体の値動きがあります。
このため、運用がうまくいっていれば金額は安定し、配当がもらえますが、不動産価格の下落などがあると、評価額が下がり、値段が下がる場合があります。
金利変動リスク
投資家から集めた資金だけでなく、金融機関から融資を受けて投資をしていくため、金利が上昇すると投資コストが上がり、収益が減少します。
地震や火災のリスク
普通の不動産投資も同様に、地震や火災のリスクがあります。
倒産や上場廃止のリスク
投資している証券会社の倒産や投資信託の上場廃止などが発生する場合もあります。
不動産投資信託はどこで投資できる?
REITは証券会社で購入することができます。
ネット証券大手に口座を開設すると取引を始められます。
不動産投資クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
不動産クラウドファンディングは投資信託と違って、証券会社ではなく、クラウドファンディング会社が投資を募集して、物件を購入、運用するという仕組みです。
クラウドファンディングには
不動産の運用を任せて、賃料収入や売却益を分配金としてもらうタイプのものと、
貸付金として投資して、金利をリターンとして受け取るタイプのものがあります。
不動産投資に必要なお金は少額のものが多い
1万円〜と非常に少ない金額で不動産投資が始められます。
REITよりも少額で不動産投資ができるという点は嬉しいですね。
ファンドによっては最低投資金額100万円というものもありますが、少額で不動産投資ができるという点が特徴です。
投資期間は長め
半年〜数年比較的長めに保有することを前提としておいた方が良いです。
クラウドファンディングの良い点(メリット)どの物件に投資するかが選べるケースが多いです。選べないタイプのものもありますが、基本的には「この物件への投資」というような形になっているものが多く、現物不動産が見えるという点はメリットだと言えます。
クラウドファンディングの残念な点(デメリット)
不動産投資信託と比較すると、流動性が低い(売却しにくい)ので、換金性が低くなります。
また、複数の物件に投資しないタイプの場合には、その物件の運用状態によって運用益が左右されます。
クラウドファンディングに投資するリスク
不動産価値の変動により元本割れとなる可能性があります。
全ての投資に共通して言えることですが、物件の売却などの際に損失が出る場合があり元本割れのリスクはあります。
極力、出資者のリスクを軽減する仕組みを取っているファンドが多いですが、リスクはゼロにはなりません。
ファンド自体の倒産リスクもあります。
ファンド自体やクラウドファンディングの運営会社自体が倒産するというリスクです。
大手証券会社と比較すると会社の規模も小さい場合が多く、リスクの度合いは少し上がると言えます。
取扱商品が多く、実績のある運用会社を選ぶことでリスクは軽減できます。
クラウドファンディングはどこで投資できるか?
下記の不動産クラウドファンディング会社を通じて投資することができます。
不動産クラウドファンディング会社についてはこちらのページで詳しくご紹介していますので、ぜひどうぞ。
小規模な中古マンションを購入する
少額で現物の不動産投資を購入する方法についてはnoteのほうでご紹介します。
少額でできる不動産投資まとめ
少ない金額で始められる不動産投資の方法を3つご紹介しました。
・不動産投資信託(REIT)を購入する
・不動産クラウドファンディング、ソーシャルレンディングに投資する
・小規模な中古マンションを購入する
いずれもデメリットがあり、リスクがありますが、それぞれメリットがあり、自分に合った形で投資を始めることができます。
また、複数を組み合わせてポートフォリオを組むことによってリスクを分散することができます。
投資する際は一つのカゴにたくさん入れるのではなく、複数のカゴに分けておくことで、運用がうまくいかない時のダメージを緩和するようにすることができます。
特に投資初心者の方は大きな金額を一箇所に入れてしまわないように注意が必要です。
一箇所に入れてしまうとそのカゴの損失を他でカバーできないためです。
分散投資していればそのリスクを軽減しましょう。