老後の資金がいくら必要かシミュレーションしたい。
年金はいくらもらえるのか計算したい。
老後の生活にはどのくらいお金がかかるのかな?
今のまま貯金しているだけで足りるのかな?
老後に破産しないようにしておきたい。
という悩みにお答えします。
僕は15年ほど前(子供が生まれた頃)に老後に楽しく暮らすためのライフプランを作り、
それ以降、老後の資金を作ることに取り組んでいます。
老後の必要資金が簡単にシミュレーションできるようにしています。
白色の欄に入力していきます。
65歳時点での貯蓄・資産予定額の計算は、
資金を積立で複利運用した場合の投資シミュレーターをどうぞ。
毎月一定額を積み立てた場合、何年後にいくらになるかが計算できます。
2つを並べて使うと使いやすいです。
積立の複利計算シミュレーターの詳しい使い方はこちらの記事で解説しています。
忙しい人でも老後資金作りのできるほったらかし投資はこちらをどうぞ。
老後資金のシミュレーションの結果がマイナスになってしまった場合
老後資金の計算の結果、貯蓄、預金残高がマイナスになってしまった方は、今のままのプランだと資金が足りなくなってしまう可能性があります。
老後資金が足りなくなることを防ぐための対策としては
・年金の受け取り開始年齢を後ろにずらす
・老後の資金を増やす
・投資運用して資産の減るスピードを緩和する
・生活費(支出)を見直す
などがあります。
年金の受け取り開始時期を後ろにずらす(繰り下げ)
年金の受け取り開始年齢を後ろにずらすと受給額が増えるので、老後の収支がプラスになりやすくなります。
ただし、受給開始まで資金が保つ必要があります。
年金の受け取り開始時期を後ろにずらすと、もらえる年金額が年8.4%ずつ増えます。
年金は65歳から受け取り開始できますが、最大75歳まで繰り下げると、受け取り額が84%も増加します。
年金は長生きした場合の保険と考えましょう。
繰り下げ受給をして長生きすると一番お得です。
老後の資金(資産や収入源)を増やす
資産運用や個人年金などを活用して、今のうちから資金を積立していくことで老後の資産と収入源を増やすことができます。
毎月少しずつでも長期間で運用することで資産額を増やしていきましょう。
個人年金のiDeCoは最近注目されています。
iDeCoは個人で年金を積み立てることができ、老後の資産を今のうちからつみたて運用で作ることができます。
節税効果もあるのも魅力的ですね。
iDeCoについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
iDeCoの9つの疑問を解消します【はじめ方、注意点などをわかりやすく解説します】
資産運用と収入源を増やす方法は
忙しい人でも老後資金作りのできるほったらかし投資はこちらをどうぞ。
ほったらかし投資とは?【忙しい人向け、長期でお金に働いてもらう方法】
の記事で詳しくご紹介しています。
老後も資金運用しながら暮らす
シミュレーション上も資産運用する計算にしています。
実際には資金は投資運用しながら暮らすことをおすすめします。
投資信託などで運用しておけば、年3-5%で運用できる可能性が高いです。(10年間ほったらかしの実績あり)
例えば
手元資金が3000万円あれば、4%で運用すれば、年間120万円が入ります。
月10万円になりますので、結構大きいですよね。
クラウドファンディングへの投資で、年3−7%の利回りを狙うこともできます。
ソーシャルレンディング10社の比較【投資型・融資型クラウドファンディング】
株と比べると値動きのリスクが低く、比較的安定した収入源としてポートフォリオに組み込んでいます。
シミュレーション上に手元資金の運用益を入れたい場合は、その他収入欄に金額を入力すると結果が変わってきます。
コツコツ積立投資をして複利で運用すると何年後にいくらになるかのシミュレーションは
積立の複利計算シミュレーター【銀行に貯金しててもダメな理由】
をどうぞ。
老後の生活費(支出)を見直してみる
老後資金を温存しておくため、生活費を見直しましょう。
人間は、生活水準を下げることにストレスを感じます。
このため、なかなか難しいのですが、老後の支出を減らすことで
出ていくお金を減らすことができ、安心して老後を暮らすことができるようになります。
また、今から生活費を見直せば、老後に残せる資産や貯蓄を増やすこともできます。
毎月1万円でも節約できると良いですね。
無理せずできる節約の方法は
無理しない節約のコツ【無駄な支出を減らして種銭を増やす7つの方法】
の記事で詳しく解説しています。
老後資金の計算シミュレーターの使い方
老後の資金がいくら必要なのかについて簡単にシミュレーションができる計算シミュレーターです。
必要な情報を入れると、目標年齢での預貯金の残高が計算できます。
計算は
・受給できる年金の見込み金額はいくらか?
・老後の月々の生活にかかる支出はいくらか?
・年金受給開始時の資産額はいくらか?
をもとに一定の年齢になった時の資産残高を計算します。
残高が0より大きければ大丈夫です。
老後資金計算シミュレーターは必要項目に入力していただければ老後の資金についてシミュレーションできるようにしています。簡単に使い方をご説明します。
老後資金シミュレーターの入力方法
老後資金のシミュレーターには入力項目にはすでに数字が入っていますが、あなたの実態に合わせて書き換えてください。
白の入力欄には入力ができます。(半角数字で入力してください)
グレーの欄は白の入力欄に数字が入ると自動計算します。
老後の資金シミュレーションは入力する項目が複数あります。
・現在の年齢などの基礎情報
・生活費(支出)
・貯蓄予定額
*のマークがついている項目は必須項目ですので、必ず入力してください。
現在の年齢などの基礎情報
老後資金シミュレーションの基礎情報には
・現在の年齢
・働き始めた年齢
・退職予定年齢
・今年の西暦
・職業
・配偶者の有無
・平均年収
・65歳時点での年金以外の収入金額
があります。
これを埋めていくと、シミュレーションができます。
現在の年齢
現在の年齢を入力してください。
厚生年金月額は2003年の前後で計算式が変わるので、その計算のために使用しています。
入力されたご年齢などの情報は記録しておりませんのでご安心ください。
働き始めた年齢
お仕事を始めた年齢を入力してください。
老後資金のシミュレーションで厚生年金の加入月額を計算するために使用しています。
退職予定年齢
退職予定の年齢は老後資金のシミュレーションで国民健康保険と厚生年金に何年間加入していたかを計算するために使用しています。
国民健康保険は20歳から加入
厚生年金がある方は、働き始めてから退職する年齢までの年数
として計算しています。
65歳から年金受給を開始する前提でシミュレーションをしていますので、最大値は65歳にしています。
65歳以上の年齢まで働く場合の計算には対応していません。
今年の西暦
老後資金の計算をする際、年金の計算が2003年の前後で計算式が変わるため、現在の西暦の入力をお願いします。
職業
会社員か自営業かを選択してください。
厚生年金の計算に使用しています。
厚生年金を支払っている方は会社員を選択してください。
フルタイムのサラリーマン、OLの方、厚生年金保険に加入している方は会社員を選択してください。
上記、会社員以外の方は自営業を選択してください。
厚生年金に加入していないパート、アルバイトの方なども自営業を選択してください。
配偶者の有無
配偶者の有無を選択します。
配偶者に収入がない方は「配偶者あり」を選択してください。
独身者の方は独身者を選択。
配偶者の方が働いている場合には「独身・配偶者が働いている」を選択してください。
平均年収
働いている期間の平均年収(税込)を入力してください。
先のことはわからないという場合は今の年収でもOKです。
厚生年金の金額を計算するのに使用しています。
65歳時点での年金以外の収入金額はいくら?
老後に不動産収入や株式配当、ビジネス収入など、年金収入以外の収入がある予定の場合には入力してください。
配偶者の方が働いている場合は配偶者の方の年金受給月額合計もこちらに入力すると月額収支に合算できます。
老後の生活費はいくらぐらい必要?
老後の生活費(支出)は計算しやすいようにいくつかの項目に分けています。
1ヶ月間に使う金額を入れていきます。
食費などはお子さんがいる方は今よりも金額が少なくなります。
65歳になった時を想定して金額を入力しましょう。
どのくらいの生活水準にするかによって、老後の必要金額は大きく変わってきます。
老後の食費はいくら?
老後の1ヶ月にかかる食費です。
夫婦2人ならおよそ平均はおよそ4万円から5万円程度と言われています。
外食の頻度が多いと食費がかさみます。(外食費は娯楽として別入力でも良いです)
おひとりさまの場合は特に自炊が継続できるかという点も食費に大きく影響しますね。
老後の居住費はいくら?
老後の住居にかかる費用を入力します。
住宅ローンの支払いや家賃にかかる金額です。
持ち家の方は、持ち家(住宅ローン)にチェックを入れて、
支払い完了予定の年齢を入れると、その後の支出が減るようになっています。
持ち家でローンの返済が終わっていれば、維持費と税金程度になりますので、かかる金額は少なくなります。
維持費と税金はその他に入力してください。
賃貸でご夫婦の場合は2人暮らし用の家に引っ越して住居費を下げるという選択肢もあります。
老後の水道光熱費はいくら?
老後の電気、ガス、水道などのインフラにかかる金額を入力します。
2人暮らしなら月間2万円程度平均と言われています。
老後の衣料、消耗品はいくらぐらい必要?
老後の衣料品は、それほどかからないと思いますが、消耗品は例えばオムツなどが必要になってきた場合など増加する可能性があります。
老後の医療費はいくらぐらいかかる?
老後の医療費は若い時よりはかかるようになります。
年齢が上がっていくほど医療費がかかります。
厚生労働省によると、自己負担額はおおよそ
月8000-1万円程度です。
また、介護が必要になった場合は介護保険が給付されますが、1割
(年金以外の収入が一定以上ある場合は2割)
の負担が必要になります。
介護保険の要介護度によって給付額は月5万円-36万円の幅があります。
このため、月間5000円から36000円程度が自己負担になります。
老後の交通、通信費
老後の交通費や電話、インターネットなどの費用です。
これは今かかっている金額程度を見込んでおけば良いでしょう。
老後の娯楽、その他
老後の趣味などの楽しみは必要ですよね。
老後は年に1回海外旅行に行くという方もいると思います。
外食などを食費の欄に入力していない場合はこちらに入力してください。
これらの支出の月の平均額を入力します。
老後の貯蓄・資産額はいくら必要か?
老後の貯蓄・資産額はいくら必要か?
は老後に使う金額や、資産の運用額によります。
このシミュレーションでは引退時点の資産総額をもとに計算するようにしています。
老後に使う金額についてはこちらの記事で解説しています。
老後資金は2000万円て本当?その意味を説明します
引退時点での貯蓄・資産予定額
老後の預貯金の額です。ここに65歳時点での貯蓄、資産の合計額を入力します。
企業年金や確定拠出年金、個人年金や、証券会社にある株や投資信託などの資産、貯金など、現金化できるものの金額を入れてください。
会社から退職金がでる方はその分も加算します。
この金額でスタートし、引退したあといくら残高が残るかを計算するのに使っています。
資金を積立で複利運用した場合の投資シミュレーションはこちらです。
老後資金のシミュレーションでこういう場合はどうすれば良い?
老後資金のシミュレーションはサラリーマンか自営業でずっと働いている方用に作っていますので、複雑な計算をしたい場合には少し工夫が必要です。
会社員をした後独立して自営業になった場合
会社員の時と自営業になってからを両方計算して、
年金受給月額合計を算出してください。
年金受給月額合計ー生活費(支出)合計を計算して収支月額を計算します。
夫婦2人で働いている場合
あなたと配偶者の方が両方とも働いている場合は1人ずつシミュレーションして年金受給月額合計を計算してください。
年金受給月額合計-生活費(支出合計)=収支月額
が計算できます。
収支月額を12倍すれば年間の収支になります。
収支年額が計算できたら、例えば85歳までで計算する場合は20年間ですので、
下記のように計算します。
85歳時点での預金残高は
65歳時点での貯蓄・資産予定額ー収支年額x20(マイナス)
収支年額はマイナスになる場合がほとんどですので、貯蓄予定額から引いて
老後資金はいくらかかるのか?シミュレーションまとめ
老後資金のシミュレーションについてまとめます。
・受給できる年金の見込み金額
・月々の生活にかかる支出
・年金受給開始時の資産額と運用利回りから
75歳、85歳、95歳、105歳になった時の資産残高を計算できました。
残高がマイナスになってしまった方は今から対策をしましょう。
対策方法は
・年金の受給開始年齢を後ろにずらす
・老後の資産や収入源を増やす
・老後資金も運用しながら暮らす
・老後の生活費の支出を減らす
の4点です。
老後資金のための資産構築を始めるのは早ければ早いほど有利です。
すぐにでもスタートできますので、行動しましょう!
センス不要のほったらかし投資はこちらの記事で詳しくご紹介しています。